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本が書店に配本される形態は5つ

本が書店に配本される形態は5つあります。取次会社からの見計らい配本制や全国指定配本制、部分指定配本制、申込配本制、注文買切制です。これを出版ニュース社が刊行している『書籍出版のマーケティング(出版マーケティング研究会 編集)』から各形態を見てみたいと思います。

●取次会社
見計らい配本制
配本する書店にそれぞれの配本部数について、基本的に取次会社側の裁量に任せる方法。
●全国指定配本制
書店、部数ともすべて出版社が指定する方法。単品別に指定する場合と、事前に取次会社に自社独自の複数の配本パターンを設定しておき、単品ごとに使用するパターンを指定する場合とがある。
●部分指定配本制
委託部数を出版社指定分と取次会社裁量分に分ける、あるいは一部の書店のみ指定する方法。
●申込配本制
書店が発売以前の新刊書案内などにより、あるいは、見本として極く小部数配本された現物を見たうえで、自店の見込販売部数を配本申込し、出版社はその部数を委託販売する。
●注文買切制
申込配本制と同様にして各書店が仕入れ部数を決めるがこれを委託でなく買切扱いで注文する。
※書籍『書籍出版のマーケティング~いかに本を売るか(出版マーケティング研究会 編集)』より
出版ニュース社 刊行(1991年6月初版)
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