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[ 出版業界の専門用語 ]

“古本”と“古書”の違い

“古本”と“古書”の違いは何でしょうか。似たような意味のもので言い方だけ違う印象を受けます。しかし、古書店を運営している人たちにとって違いがあったりします。その違いは何なのか。書籍『情報読書術(紀田 順一郎 著)』より学んでみたいと思います。
 

----------- 書籍『情報読書術(紀田 順一郎 著)』より --------------------------

古本と古書という分け方をする業者もいるので注意されたい。「古本」というのは、比較的新しい本、どちらかといえば、出版社にまだ在庫があるか、品切れになって間もない本である。


「古書」というのは、絶版になってから非常に時間がたっていて高価になっている本のことをいう。その中でもとくに古文書、冷泉家の時雨亭文庫から出たような国宝級、重文級のものを「古典籍」と呼んで区別をすることがある。

             
●書籍『情報読書術~何を買い、どう読むか』より
紀田 順一郎 著
実業之日本社 (1982年7月初版)
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