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[ 本について ]

本の“発売日”と“発行日”は違うことがある

本の発売日と発行日は違うことがあります。よくあるケ-スは、発売予定日より早めの日にち、つまり発行日を記載することがあります。これは、
 

校了や印刷、製本までの時間がずれ込み、実際の発売日が遅れると委託期間への影響が出ることから先の日程を書くことが多いようです。


例えば、奥付に書いている発行日が2009年9月15日にも関わらず、実際の書店で売られているのが、2009年9月10日に販売されていることがあります。


特に、雑誌の場合はその性格上、先の日付が書かれています。例えば、月刊誌であれば9月に「11月号」が発売されていたり、週刊誌であれば9月1日にも関わらず、9月16日発売号として売っていたりします。


これは、首都圏と地方では納品が遅れることがあったり、購入される日にちと発行日に誤差が出たりすることがないよう、取り決めになったものです。雑誌の場合は、現在、以下のようなルールで表示が行なわれています。


1)週刊誌 : 発売日から15日先までの月日
2)旬刊誌・遠週刊誌・月2回刊誌 : 発売日から1ヵ月先までの月日(月・旬)
3)月刊誌・隔月刊誌 : 発売日から40日先までの月号
4)季刊誌 : 発行期間を示す季節(その季節を表す文字)
5)増刊号 : 発売日から〈40日先まで〉の月/日号、もしくは月号。ただし、月刊誌・隔月刊誌・季刊誌の増刊は本誌に準じる


戦前の出版法では、印刷年月日と発行日を一緒に書くようになっていましたが、現在では法律上の強制はありません。