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ツイッター(Twitter)での書籍プロモーション事例

ここ最近、新聞やテレビでも多く見かけるツイッター(Twitter)。ツイッターとは、140文字以内で書く「ミニブログ」のことで、強みのひとつは速報性です。


中でも、ツイッターの速報が既存メディアより先んじた例をご紹介すると、2008年5月に中国の四川省で起きた大地震でした。他にも、2009年1月15日にニューヨークのハドソン川で起きた、USエアウェイズ旅客機の不時着事故の第一報も、iphoneから投稿されたツイッターの記事でした。


では、この速報性の強いツイッターを書籍のプロモーションとして利用している事例はあるのでしょうか。書籍『ビジネスに活かせる「ツイッター完全活用術』(平湯 あつし 著、アスキー・メディアワークス 刊)に記載されていますのでご紹介したいと思います。
 

--------- 書籍『ビジネスに活かせる「ツイッター完全活用術』より --------
(平湯 あつし 著、アスキー・メディアワークス 刊)


ツイッターでは、著者自らが、著者の宣伝・プロモーションを手がけることが多く、津田大介さん(tsuda)や東浩紀さん(hazuma)のように、書籍の感想や書店の在庫状況をリツイードする手法もよく使われます。


全6巻の大作『15×24』を4か月連続刊行した新城カズマさん(ShinjowKazma)は、「事前公開用(#15×24)」「雑談用(#15C24)」「カップリング用(#15q24)」などのハッシュタグを作り、プロモーションの企画募集、無料先行ロードショー、ツイッター公開対談・座談会、真犯人の正体を当てた人に最終巻に登場・参加する権利をプレゼントなど、ツイッターをフルに活用する企画を次々と打ち出しました。


ブログでは、「1&2巻の売れ行きが悪くて最後まで出ませんでした、じゃぁ洒落にもならん」と自虐的に危機感をあおりながら、最終巻が刊行された12月には、「ネットに流出した高校生の自殺予告メールを読んだ少年少女が、携帯電話で連絡しあいながら大晦日の街を駆け回る」というストーリーにちなんで、著者の書店巡りをツイッターで実況中継し、読者が著者を捕捉するという鬼ごっこまで開催して話題になりました。


●書籍『ビジネスに活かせる「つぶやき」のコツがわかる! ツイッター Twitter 完全活用術~400万人が集まるウェブサービス』より
平湯 あつし 著
アスキー・メディアワークス (2010年2月初版)
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