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[ 図書館について ]

図書館の歴史と現状 (公共図書館の推移)

江戸時代の図書館は“文庫”と呼ばれ、今のように誰でも気軽に利用できる機関ではなく、一部の特権階級の人のみが利用できる場所でした。
 

市民が自由に出入りできるようになったのは、1872年に明治政府が設置した“書籍館”が始まりとなっていて、1877年に東京大学法理文学図書館が、“図書館”という言葉を使い、今のように定着しました。


現状の図書館の分類には、以下のようなものがあります。国立図書館や都道府県立図書館、公立図書館、市立図書館、私立図書館です。


さらに、大学図書館、短大図書館、高等専門学校(高専)図書館、高校の中にある図書館、中学の中にある図書館、小学校の中にある図書館です。


その中から、公共図書館の館数や蔵書冊数、貸出冊数、資料費を書籍『白書出版産業 2010』(日本出版学会 著, 編集)からご紹介したいと思います。特に、活字離れと言われ久しいですが、個人貸出冊数は毎年増加していることがわかります。

公共図書館データ

年度
図書館数
蔵書冊数(千冊)
個人貸出冊数(千冊)
資料費(万円)
1990
1,928
162,634
263,049
2,677,349
1991
1,984
174,977
273,800
2,857,115
1992
2,038
185,232
292,244
3,079,246
1993
2,118
198,244
330,099
3,242,020
1994
2,207
210,082
365,256
3,403,027
1995
2,297
223,721
395,585
3,490,813
1996
2,363
234,615
412,604
3,636,370
1997
2,450
249,649
432,874
3,696,972
1998
2,524
263,121
453,373
3,616.139
1999
2,585
276,573
495,460
3,564,338
2000
2,639
286,950
523,571
3,519,525
2001
2,681
299,133
532,703
3,541,654
2002
2,711
310,165
546,287
3,522,070
2003
2,759
321,811
571,064
3,431,266
2004
2,825
333,962
609,687
3,284,725
2005
2,953
344,856
616,957
3,170,018
2006
3,082
356,710
618,264
3,094,714
2007
3,111
365,713
640,860
2,996,510
2008
3,126
374,729
656,565
3,027,561


公共図書館数と個人貸出冊数の推移


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※出典:『日本の図書館』
※書籍『白書出版産業 2010』(日本出版学会 著, 編集)より作成
『白書出版産業 2010』の詳細をamazonで見る