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[ 本について ]

本の奥付をつける習慣は 1722年からあった

本の奥付とは、一番最後に書かれいる部分で、タイトルやサブタイトル、発行日、何刷、著者名、発行者名、印刷所名、製本所名、出版社名、出版社住所、電話番号、URL、版次・刷次、定価などが明記してある部分のことです。外国の本には見られない日本独自の慣習になります。


この奥付をつける習慣、11世紀にはあったそうです。書籍『雑学大全』(東京雑学研究会 編、東京書籍 刊)より、その起源を紹介したいと思います。
 

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奥付をつける習慣は、早くも一一世紀に始まり、一七二二(享保七)年には、南町奉行の大岡越前守が、猥褻(わいせつ )文書を取り締まるために法制化した。一八六九(明治二)年の「出版条例」でも、出版物にこれをつけるべしとされたが、第二次世界大戦後には法的規制はなくなっている。(中略)


ちなみに、巻末に奥付があるのは、日本と、中国、韓国のい一部だけである。欧米の本では、これらの必要事項は、巻頭にどこかに記載されている。

●書籍『雑学大全』より
東京雑学研究会 編
東京書籍 (2004年9月初版)
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※参考:奥付とは