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[ 出版業界の専門用語 ]

本にはさむ目印を、なぜ「しおり」というか

本を読むとき「しおり」を使う人は多いと思います。どこまで読んだかの目印で使うもの。では、なぜ「しおり」というのでしょうか。その語源を書籍『ちょっと大人の「大疑問」』(話題の達人倶楽部 編集、青春出版社)から紹介したいと思います。
 

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本にはさむ目印をなぜ「しおり」という?


「しおり」は、もともと山道を歩くときの目印だった。山に分け入るとき、来た道がどの道かを確認しておかないと、帰り道しるべとした。あるいは、枝に紙や草などを巻き付けて、目印にした。


木の枝を折ることは「枝折る」と書いて、「しおる」と読む。そこから、帰路のための目印を「しおり」と呼ぶようになったのだ。


やがて、「しおり」は、「ここまでたどり着いた」という到達ポイントを意味する言葉になる、そこから本を読むとき、「ここまで読んだ」という目印として使う紙片やヒモを「しおり」と呼ぶようになった。


●書籍『ちょっと大人の「大疑問」』より
話題の達人倶楽部 編集
青春出版社 (2006年1月初版)
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