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[ 出版業界について ]

出版業界ならではの誤植とは

本には、字の形が似ているため見間違えやすいものが多く存在します。たとえば、こんな字です。

木と本、木と水、人と入、力と刀、侍と待、仲と伸、幣と弊、失と矢。


実に厄介。そんなことから誤植を見かけます。また、出版業界ならでは誤植でクスッと笑ってしまうものもあります。書籍『増補版 誤植読本』(高橋 輝次 著、筑摩書房 刊)より引用紹介したいと思います。
 

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・「読書」と「読者」、「著書」と「著者」もよくひっくりかえって誤植になる。内容だけでなく、似たような音のためによけい、とり違えが多くなるのであろう。


・傑作は「白夜書房」が「日夜書房」になっていた例。小さな「ノ」ひとつのことだが、印象は百八十度変わる。ロマンチックで神秘的な名前が、終日汗だくで励んでいる感じになってしまう。


●書籍『増補版 誤植読本』より
高橋 輝次 著
出版社: 筑摩書房 (2013年6月初版)
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